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Posted by あしたさぬき.JP at

2008年12月18日

12月19日

ブルースのレコードを聞いていた頃、日本版はノイズカットすることが多くて音が薄くてブルースの力強さが伝わらないことがあった。チェス盤のマディー・ウォーターやハウリン・ウルフの初期の録音はザーザー鳴るノイズの向こうから力強い声が届いたし、オリジン盤ではチャーリー・パットンやキング・ソロモン・ヒルに圧倒された。廃盤だったSUEのエルモアを聴いたときには音の迫力と艶やかさに感動したものだった。スピーカーの向こうに50年の時を隔てて相対する人間の存在を感じ取れた。
先日の忘年会でクラシックのレコード蒐集家であるS氏の「溝をギュウッと・・・」と言う表現にまさしく我が意を得た思いがした。
CDで気に入った曲に出会うたび、これがレコードだったらどんなにか素晴らしいのにと思ってしまう。  


Posted by iyane at 02:06Comments(0)