2008年04月02日

4月1日

ソレイユのメンズデイに「ダブリンの街角で」を見に行く。全編に歌。その間を縫って物語りが進む。ハンドカメラがとても良くて、通行人の反応をそのまま撮ってしまったりする。演技を感じさせない自然な演出が心に残る。
アムステルダムに行ったときホテルの近くにアイリッシュパブがあって、ライブのチラシがはってあったので入ったら髭を生やしてセーターを着たアイルランド人であふれていた。そのときの歌手も今日の映画のように一人でギターを弾いて歌うシンガーソングライターだった。歌詞はわからなかったけど悠久の自然を思わせるような音楽だった。ジョイスの短編を映画化した「ザ・デッド」ではクリスマスに集まった家族が食事の後みんなで歌を歌って楽しんだり、ショーン・コネリーの「ファミリービジネス」では葬式のときだったかダニー・ボーイを歌っていた。「ザ・コミットメンツ」はダブリンの若者がバンドを作る話だった。アイルランドの人はみんな音楽でつながっているような感じ。



この記事へのコメント
テーブル席にいたとき 友情と恋愛の境界の話がでまして、あの「ダブリンの街角で」のガイとガール(あの二人は最後まで名前がでず、エンドロールもガイとガールでした)は、やはり社会的には友情なんだと思ったのですが
最も美しい恋愛かもしれません。

音楽といい、暮らしといい、あの中に投影することが多くて、私には懐かしいような、切ないようなお話でした

昨日、カウンターで話していた時にでた漱石の美文実験作品「明暗」ですね

角を曲がって一人で歩き出して 思い出しました(笑)
Posted by るいまま at 2008年04月02日 11:35
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4月1日
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