2008年06月08日
6月8日
今日見た写真展について書こうと思う。1920年から始まったドイツの写真芸術の内大きな3つの流れをチョイスしていて、ひとつは記録としての写真。いろんな職業階層の人を記録したり、教材として植物を写したもの。ひとつはバウハウス的な創造、写真技術の冒険的実験的かつ芸術的挑戦。最後にジャーナリスティックなシャッターチャンスを生かした写真。感動するのは最初の記録を目的とした写真群。時代を超えて対面する人々の存在感に驚かされる。カントリーブルースを聴いたときと同じ感動がある。やはり1920年代に始まった黒人ブルースマンを対象にしたフィールドレコーディングは録音機材を車に積んで南部諸州を駆け巡って採集されたがダイレクトカッティングによる録音は目を閉じて聞くと、時を越えて一人の人間の存在とその生命力に愕然とする。人間そのものに迫ることでバウハウス的写真よりも芸術的に思えた。ビートルズ以降の録音技術を駆使した音楽に魅力を感じないことともつながる。
Posted by iyane at 22:35│Comments(0)