2011年06月10日
本
今東光「こつまなんきん」読了。
今さんの描く女性は夢の女性で現実感に乏しいところがある。
人並み以上に人生の荒波に揉まれるが、どん底にあるときは勿論絶頂期に自分の執着心を捨てさる潔さを持っている。
だから痛快さを味わうぶん現実身が乏しくなのはしかたがない。しかしこの女主人公は読者に変わって力強く生きてくれる。
今さんの描く女性は夢の女性で現実感に乏しいところがある。
人並み以上に人生の荒波に揉まれるが、どん底にあるときは勿論絶頂期に自分の執着心を捨てさる潔さを持っている。
だから痛快さを味わうぶん現実身が乏しくなのはしかたがない。しかしこの女主人公は読者に変わって力強く生きてくれる。
Posted by iyane at 22:42│Comments(0)